2025-06

「創造主」を名乗った神々によって、神話は書き換えられていった──日本神話の伊邪那岐と伊邪那美もまた、デユスの没落後に創作された存在なのか？出雲神話とOAHSPEを照らし合わせることで見えてくる、神々の系譜と“原罪”の起源。

ヤスナ第50章・第51章に潜む原典の痕跡と、その意味とは？アヴェスタに混入した句を神話学の視点で解析。OAHSPEを手がかりに、真の創造主とザラツゥストラの関係に迫る。

『アヴェスタ』ヤスナ第33章に違和感？「善思（ウォフ・マナフ）」を捧げるはずの場面で、なぜ登場しない？ザラツゥストラが命を捧げた相手は、アフラ・マズダではなく、原典に登場する“神イフアマズダ”と“アシャ”だった可能性が──。

ゾロアスター教の聖典「アヴェスタ」は、もともと創造主オーマズドと神イフアマズダによって編纂された人類最初の聖書だった。それがなぜ「アフラ・マズダ信仰」へと書き換えられたのか？背後には、地球に光源を築こうとした神アフラの計画と、その反乱があった。

紀元前3680年、偽神アヌハサジは創造主ジェホヴィの名を騙り、地上に戦乱をもたらした。700年後、オシリスが反旗を翻し、エジプト王朝と神々の争いが始まる。神話の裏に隠された霊的戦争の記録がここに──

メネス王が軍を率い国境を越えた――古代エジプト第1王朝の始まりと、アヌハサジの反乱時期が重なる可能性。神話の戦争は、実際の歴史にも痕跡を残しているのかもしれない。

デユスが崩壊し、神々はそれぞれ自らを「創造主」と名乗り始めた。それは混乱か、それとも自由か？多神の時代はこうして幕を開けた。この「第5の節目」こそ、神話が人間の内面とつながる鍵かもしれない。

「神々の中にも、創造主に疑問を持った者がいた」宇宙の秩序を司る存在さえ、迷い、反旗を翻した時──世界は新たな神話の転換期を迎えた。

「神が人を創った」のではなく、「人が神に近づいた」――神話学は、そんな視点から神話の本質を読み解く探究です。荒唐無稽の中にこそ、真理が眠っているかもしれません。