✨ カピーリャの教え──「思いやり」という最高の学問
この言葉は、ヴィンデュ(インド)の聖人カピーリャが弟子たちに語った訓戒の一節です。
彼は、「思いやり」はどんな学問よりも偉大な学びであると説いています。
学問によって知識を深めることは、人間の成長にとって欠かせません。
しかし、『OAHSPE』が伝えるのは、それ以上に“思いやり”こそが魂を成長させるという真理です。
🌿 現世の学問と、魂に残る学び
もし、現世で得た知識と「思いやり」を死後に持ち越せるとしたら、
どちらが役に立つでしょうか。
現世の学問は、肉体とともに終わる一時の知です。
けれども「思いやり」は魂に刻まれ、
肉体を離れた後も霊的成長として残り続けます。
つまり、「思いやり」は霊魂の糧であり、
人間が永遠に持ち続ける“真の知恵”なのです。
🐾 「猫や犬を蹴る哲学者」よりも博識な人
カピーリャが言う「猫や犬を蹴る哲学者」とは、
知識は豊富でも、慈悲を欠いた人間を指しています。
どれほど学問を修めても、
他者や小さな生命を軽んじる人は、
霊的には無知と変わりません。
反対に、思いやりを持つ人は、
知識を超えた“魂の叡智”を体得しているのです。
それが、創造主ジェホヴィと調和して生きるということです。
🌏 学問と慈悲の両輪
とはいえ、現世での学問が無意味というわけではありません。
私たちは物理的制約のある世界で生きており、
未知を切り開くためには知識や探究が欠かせません。
学問は「知を広げるための道」、
思いやりは「魂を磨くための道」。
この二つが調和するとき、
人は真に“光の方向へ”と進むことができるのです。


コメント