【名言】形を失った信仰は、やがて闇に飲まれる

「どうして人は悪行ではなく善行を行うのでしょうか?
また他の人は善行ではなく悪行を行うのでしょうか?」
「前者はオーマズドに語り掛けられ、後者は悪魔サタンに語り掛けられたからです。なぜなら、これらは人間の中に宿り、そのまま現れるからです。だからこそ、あなたたちに祭壇を築き、供物を捧げるように命じたのです。
外面的な礼拝の表現を持たない魂は、地獄の淵に立っているのです」

カピーリャは尋ねました。
「どうして人は悪行ではなく善行を行うのでしょうか?
また他の人は善行ではなく悪行を行うのでしょうか?」

ラバたちは答えました。
「前者はオーマズドに語り掛けられ、後者は悪魔サタンに語り掛けられたからです。なぜなら、これらは人間の中に宿り、そのまま現れるからです」
カピーリャは言いました。
「納得の答えです。だからこそ、あなたたちに祭壇を築き、供物を捧げるように命じたのです。なぜなら、それらはあなたたちの魂の表現であり、あなたたちが破壊者よりも創造主に仕えることを望んでいることの証明になるからです」
これは古代のザラツゥストラの教義でもありましたが、他の哲学者たちは自分の考えに驕り、こう言いました。
「人は石や木の祭壇を築かずに、心の中で礼拝できないのだろうか?」
群衆は彼らの言葉に耳を傾け、さらにこう続けました。
「そもそもどうして礼拝するのだろうか?」
こうして彼らは闇に落ちていきました。
外面的な礼拝の表現を持たない魂は、地獄の淵に立っているのです。

OAHSPE-26『ボン弧の書』5章-13-15

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