【名言】過去の鉄槌を忘れたとき、再び闇は訪れる

紀元前22,000年頃、パン大陸が水没し、多くの人命が失われました。そもそもパン大陸は闇の霊魂に憑りつかれた人々で溢れ返り、自浄作用も効かない状態に陥っていました。そのため、最終的に「水没」という強硬な処置が取られたのです。

水没後、多くの死者の霊魂は、救済に駆けつけた神々によって浄化され、再び地球へと戻ることが許されました。

今回の引用部分で注目すべきは、闇に憑りつかれた人間を「害虫」と表現している点です。この言葉には、地球を蝕む存在への強い嫌悪が込められているように感じられます。

害虫とは、本来は自然の均衡を乱し、人々に被害を与える存在です。その比喩を人間に重ねることは、放置すれば文明をも腐敗させる危険性を強調しているのでしょう。

私たち現代人もまた、パン大陸と同じ状況を経験しています。それは80年前、第二次世界大戦です。敗北が濃厚であったにもかかわらず、日本は戦争を継続しました。その結果、広島と長崎に原子爆弾が投下され、人類史上唯一の核攻撃を受けた国となりました。

これはパン大陸の「水没」と同様、神々による鉄槌だったのではないかと考えられます。

日本は、かつて豊かであったパン大陸の残滓とも言える存在です。その豊かさの影に、闇の霊魂に憑りつかれた人々が集まりやすい要素を抱えているのかもしれません。

だからこそ、私たちは害虫のように社会を蝕む存在に支配されないよう、自らを律しなければならないのです。