【名言】組織の価値は、人材を抱えることではなく育てることにある

創造主ジェホヴィは「個人の善良さ」が必ずしも組織全体の評価には直結しないと語ります。
つまり、優秀な人物が多く在籍していても、それだけで組織が優れているとは言えないのです。

評価の基準となるのは、個々の資質ではなく「全体としての成果」──すなわち「叡智や美徳をいかに集めているか」という点にあるとされています。

ジェホヴィが語る「私の蔵」とは、「ジェホヴィの花嫁花婿」となる者たちを指しています。その条件は「叡智や美徳」であり、これは個人だけでは完結しません。
組織が機能し、互いに叡智や美徳を高め合うことで初めて「収穫物」が集まり、創造主から評価される組織となります。

自分の組織に優れた人材が在籍しているからといって、その組織自体が評価されるわけではありません。
本当に評価されるのは、そうした人材を生み出し、育て、次々と輩出できる組織なのです。

組織の運営にあたる人々は、この視点を常に意識しなければなりません。個の力に頼るのではなく、全体の叡智と美徳を高め合う仕組みを築くことが重要です。