善と悪の均衡が崩れるとき世界は崩壊する
紀元前22,000年、太平洋に存在していた巨大なパン大陸が水没するという大事件が起こりました。その背景には、地球が闇の霊魂(ドルジ)に覆われ、多くの人々が悪行に染まり、神々の力ではもはや善へと導くことができなくなったという深刻な状況がありました。
この世界には、常に善と悪の両方が存在します。善は悪があるからこそ光を放つのですが、しかし悪が善を凌駕することは、創造主ジェホヴィの望むところではありません。悪はあくまで善を際立たせる存在にすぎず、それが主役になる時、世界は破滅へと向かうのです。
つまり、善と悪の均衡が崩れた時、世界の崩壊が始まるのです。
引用に登場するローワンという神は、パン大陸が沈む直前の地球で、「ジェホヴィの花嫁・花婿」と呼ばれる高位の霊魂が減少していることに注目しました。その原因こそが、善と悪のバランスの崩壊にあると指摘したのです。
裏を返せば、愛と叡智と力を備えた人間が少なくなった時、その社会はすでに危機的状況にあるといえるのかもしれません。
例えば、「昔は人々がモラルを守っていたのに、最近はそうではなくなった」という声が増える時、それは善と悪の均衡が崩れつつある兆しかもしれません。そのような時代こそ、自分だけでもモラルを守り、善を実践し続けることが重要です。
世界が悪に覆われる時、その中で善を貫く姿勢は、自らの精神を磨く大きな試練となります。そしてその試練を通してこそ、本当の成長と霊的強さが培われるのだと思います。
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