【名言】悔い改めた心は、天界に届く

霊魂を成長させる祈り──オアスの王アシャの托鉢と悟り

オアスの王アシャは、神イフアマズダのお告げに従い、王位を退き、托鉢の器を手にして貧しい人々と1年間を共に過ごしました。

この時に神イフアマズダがアシャに語りかけた言葉の中から、特に印象深かった部分をここにご紹介します。

まず祈りについての説明があり、続いて語られたのがこの言葉です。

「すべての霊的な成長は、霊魂を表現することにあるのです」

人間の本当の成長とは、霊魂の成長にほかなりません。その霊魂の成長を促すには、「自らの霊魂を表現すること」が不可欠であり、その手段として「話し言葉で祈ること」が勧められています。

自分の心からの願いを、他者のためを思う祈りを、本心から言葉にして口に出すこと。それが霊魂の成長を大きく促してくれるのだと説かれています。

さらに、次のような教えも添えられていました。

叡智を成長させたい者は叡智を与え、
愛を成長させたい者は愛を与え、
霊魂を成長させたい者は、自らの霊魂の力を表現しなければならない。

これは、叡智も愛も霊魂の力も、出し惜しみするものではなく、「使うほどに力が増す」という霊的原理を示しています。

この「愛」の中には「懺悔」も含まれています。

もし罪を犯した者がいて、その行為を後悔し、悔い改めたいと本気で願ったならば、その人に「赦し」を与えることもまた、愛の表現なのです。

現世においては法律による罰は残るでしょう。しかし、心の罪については、本人が本気で改心しているのならば、霊的には赦されるべきだと思います。なぜなら、罪の意識を抱えたまま死を迎えると、その霊魂は“ドルジ”としてさまよい、死後の世界で救われなくなってしまうからです。

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