【名言】信仰か、完全な不信仰か──迷う者は堕ちる

ブラフマ一家の物語が教える「信仰」と「不信仰」

女神クペンタ・アミジの帰還後、地球で再開された神族会議(the Diva)で施行された「ディヴァン法」から生まれた格言です。

この背景には、OAHSPE『神の第1の書』に描かれるブラフマ一家の物語があります。
中でも重要なのが末子ホグの存在です。それまでの物語では「不信仰」という概念はほとんど語られませんでしたが、ホグを通して初めて「不信仰」の意義が明確に示されます。

創造主は「信仰者」と「不信仰者」という二種の人間を創りました。
肉体の試練に合格した者は御父の声を聞き、恐れなく天界や地球で生きることができ、「恒久の復活(constant resurrection)」という永遠の栄光に至ります。
一方、それに至れなかった者は「滑りやすい丘」を登るような人生を歩みます。幾度も登ろうとしますが、やがて転落し、自らの才能や叡智を自分の栄誉のためだけに使ってしまうのです。


「滑りやすい丘」と格言の関係

この「滑りやすい丘」の比喩は、今回の格言とも深く繋がっています。
信仰者は丘を登り切り、死後に神の下へ行くことができます。
一方、不信仰者は転落して主神の下に行きます。

しかし、このどちらも「高位の法」に従っていることが大前提です。
不信仰者とは「一切信仰しない者」のことであり、単に信仰者ではない者を指すのではありません。
信仰者でも不信仰者でもない者は、『堕落した下天(hada)』へと堕ちることになります。


二つに一つ──信仰か、完全な不信仰か

結論として、『堕落した下天』を免れるための道は二つに一つです。
創造主を信じる信仰者として生きるか、あるいは一切の信仰を持たない不信仰者として生きるか。
中途半端な在り方こそが、もっとも危うい道であるといえるでしょう。

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